撮影・編集のコツVol.1
石井秀俊先生
何気ない日常のモノや景色を
おしゃれな写真集に。

撮影・編集のコツVol.1 石井秀俊先生

何気ない日常のモノや景色が、
見る人を明るい気持ちにするおしゃれな写真集に。
プロの写真家石井秀俊先生が、
あなたのフォトブックをもっと素敵にするノウハウを伝授。

講師&ブック紹介

コマーシャルフォトをはじめ、ポートレートや風景写真で企業広告など幅広く活躍。明るい気持ちになれる写真をテーマに取り組み、国内外のリゾート地での風景や街並みを撮影したおしゃれフォトは幅広い年齢層に人気を集めている。EOS学園をはじめ、各種フォトセミナーや撮影会の講師としても活躍中!

撮影・編集のコツ

お気に入りの写真を集めてテーマになるキーワードを探す

フォトプレッソの特長は程よい気軽さにあるので、テーマは「海」とか「空」とか「街」とか、簡単なキーワードでまとめられるものからトライするのがいいと思います。作業としては、これまでに撮りためた写真の中から「お気に入り」を選んで、新規フォルダにひたすらコピーしていく。次に、それを色やキーワードで分類してサブフォルダに入れる。これである程度の枚数がそろっていれば、キーワードをそのままテーマにして最初の一冊が作れます。 簡単なキーワードをテーマにすると、ほかの人と同じキーワードでつながれるというメリットもあります。僕は今回、3冊のフォトプレッソを作ったのですが、みんなが同じテーマで作ったら楽しいだろうなと思って、多くの人が写真を撮っていそうな「色」「海」「サンセット」を選びました。いろんな人が撮った世界中の海やサンセットが見られたら、楽しいと思いませんか。

一番のお気に入りからしりとりのように写真をつなぐ

構成については、いちばん好きな写真を最初に入れるのがポイントです。あとは、しりとりのように、何かつながりがあるものを順番に並べていけばいいと思います。たとえば『My Camera My Sea』では、島影や雲が浮かぶ海の写真からもっと広く撮った海につなげて、次にビーチ、そして砂浜と色が似ている壁……という具合に並べました。自分のリズムで流れを作れば少しくらいこじつけでもOKですが、見開きで色味をそろえると見た目が落ち着きます。

それから、横位置の写真を正方形にトリミングするときは、両端を落として真ん中を使いましょう。正方形の写真は、中央に主役を置くのが基本です。ただし、真ん中にポイントがある写真を見開きで並べるとケンカしちゃうことがあるので、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。

表紙まわりは写真に合わせてジャケットタイプと帯を選ぶ

表紙の写真は、『My Camera My Color』の場合、「どうぞ開いて」という気持ちで「OPEN」の文字が入っているものにしました。ダジャレですね(笑)。もっとストレートにテーマを象徴するような写真でもいいし、ドラマチックなシーンを撮ったものでもいいと思います。ただ、インパクトのある写真を表紙に使う場合は、最後のページを整えることにも気を遣いましょう。 余韻が残るような写真とか、最初の写真につながるようなものを最後に入れるのがおすすめです。 今回は3冊とも表紙をレギュラースタイルにしましたが、全面に写真を入れるダイナミックスタイルにすると、また印象が変わります。帯も4色ありますから、選択肢は多いですよ。どんなデザインにすると表紙の写真が映えるか、いろいろ試してみてください。

気に入った被写体は1枚だけでなくWB(ホワイトバランス)と露出を変えて撮っておこう

写真の撮り方で覚えておいてほしいのは、色の調整はホワイトバランスと露出補正が有効だということ。たとえば、夕景はホワイトバランスを「白色蛍光灯」にすると赤味が増してドラマチックな色合いになります。また、葉っぱや草などは、ホワイトバランスを4800~5200K、コントラストの調整が可能なら少し弱め(EOS DIGITALの場合はピクチャースタイルを「風景」にして、コントラストを「-1」)に設定すると、きれいな緑色で撮れます。 白いものを撮るときはプラス補正が基本ですが、これもコントラストを少し弱めるとふんわり感が出て、花の撮影などに使えます。定番を外して、マイナス補正してみるのもいいですよ。被写体によっては、ちょっとグレーがかった色が好みに合うこともありますから。 いずれにしても、造形的にいいと思ったものは露出を変えて3枚撮る、ホワイトバランスを変えて色合いの違いを見る、というのがおすすめです。撮影時にいろいろ設定できるのですから、後処理でなんとかしようなどと思わずに、できるだけ現場で感じたことを素直に表現しましょう。

単なる"本"ではなくて僕や知らない誰かとつながれる

プリントしたり、タブレット等で見れる様にしておけば、撮った写真をほかの人にも見てもらえますが、フォトプレッソもそうした手段の一つと考えることができます。しかも、身近な人にしか見せられないプリント(印刷したフォトブック)やタブレット上(デジタル上のフォトブックデータ)と違って、フォトプレッソはネットの向こうにいる知らない誰かと想いを共有することも可能です。直接言葉を交わさなくても、同じ写真を見て何かを感じ合えるなんて、とても楽しいことですよね。 最初にもちょっと触れましたが、僕が作った『My Camera My Color』『My Camera My Sea』『My Camera My Sunset』のテーマで、あなたもフォトプレッソを作ってみませんか。

石井先生と同じテーマでブックを作ろう!

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