写真を世の中に
「発信する」ことの喜び
ユーザーVoice②
近藤浩紀 さん

近藤浩紀 さん

約450万本の青い花が咲く風景を写した「The Blue Universe」が世界的な雑誌『NATIONAL GEOGRAPHIC』主催のフォトコンテストにノミネートされ、トルコ国営航空の機内誌に掲載されるなど、フォトグラファーとして注目を集める近藤浩紀さん。
独学で写真を学び始めてわずか3年とは思えない表現力と技術力の源となっているもの、そして自身の作品を世の中に発信することの醍醐味を伺いました。

知れば知るほど、撮れば撮るほど写真は面白くなる

 携帯電話にカメラが搭載されるようになった頃から、写真には興味がありましたが、一眼レフを使うようになったのは2011年、オーストラリアに語学留学していたときでした。その貴重な時間を写真に残したいと思って、現地でカメラを購入したんです。といっても、そのときはカメラのことも写真のこともなにも知らなくて、オート機能しか使っていませんでした。
 カメラや写真について勉強を始めたのは、2012年1月に帰国してから。英語の勉強を兼ねて、動画共有サイトにアップロードされている海外のハウツーものを中心に、基本から学びました。光の捉え方、背景のぼかし方、構図の考え方。新しいことを一つ覚えるたびに「なるほど」「そうなんだ!」と、写真を撮ることがどんどん楽しくなりました。

「The Blue Universe」を撮ったのは2014年。この写真を撮るためだけに、数時間かけて出かけました。現地に着いてからシャッターを切るまで、さらに1時間半くらいかかりましたね。光、風、人などすべてが自分の思い描く状態になるのをひたすら待っていたんです。その甲斐あって、自分が思い描いたとおりの写真を撮ることができたと思います。

 たまに、なにも知らずに撮っていた昔の写真を見ることがあります。どうしようもない写真がほとんどですが(笑)、なかにはなにも知らなかったからこそ撮れた、味のある写真もあります。今は撮る前にいろいろ考えてしまいますが、好きな気持ちをもって続ける姿勢は忘れずにいます。どんなことも、休んでもいいけど、やめちゃダメ。なにかを達成したいときには、とにかく続けること。その気持ちを大切にしています。

身近な自然から感じたことを写真と言葉で表現する

 僕がメインで撮っているのは花や虫などの自然です。小さいころから、自然は身近な存在でした。たとえば落ち込んで、うつむいてしまった足元に、小さな花が咲いていることにふと気づくことがあるように、自然って日常の中にあるものなんですよね。そのかわいらしかったり、面白かったりする姿に人は癒されるんだと思います。

 目にした自然の姿になにかを感じたとき、というよりなにかを感じるからこそ、僕はシャッターを切ります。自然に対するその想いを写真だけでなく、言葉でも残したいと思うので、写真には文章を添えることが多いですね。でも、自分の想いを言葉にするのって難しいですね。PHOTOPRESSOで本にした『自然が僕に言ってくれたこと』のときは、文章を考えるのに10日間くらいかかりました。

世の中に発信することで、撮る人も見る人も幸せな気持ちになる

“せっかく撮ったからには誰かに見てほしい”そんな想いから、SNSで写真を発表するようになりました。日本だけじゃなく、世界に向けて発信できるのが魅力ですね。
『自然が僕に言ってくれたこと』は、2014年に撮影したものをまとめたものです。写真を本格的に撮り始めてから3年間の集大成という想いに加えて、本のかたちにすることで、SNSでつながっている人以外にも見てほしいという想いもありました。無料で出品できるうえ、手元で在庫を管理する必要がないということで、オンザマーケットで販売することにもしました。おかげさまで、目標にしていた100冊をもうすぐ達成できそうです。

 1冊にまとめるにあたって意識したのは、手にとった人に四季を感じてもらえるようにすること。忙しかったり、外に出ることが難しかったりする人にも、僕の写真を通して、身近にある自然の素晴らしさや美しさを感じてもらいたいと思いました。  実際に手にした方から「癒される」といった言葉をいただいたりすると、本当に嬉しいですね。自分が撮った写真を見て喜んでくれる人がいる。SNSそしてPHOTOPRESSOを通して、写真を世の中に発信することの喜びや意味を知ることができました。

HP:http://www.hirokikondophotography.com/
FB:https://www.facebook.com/hiroki.kondo.photography

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