女子カメ街歩きフォトレッスン
山本まりこ先生と行く
女子3人街歩きフォトレッスン
(原宿・表参道編)

写真を撮るのは好きだけど、何を撮っていいのかわからない……。 そんな生徒のお二人に、ふんわりとかわいらしい写真が人気の写真家・山本まりこ先生が街歩きスナップを伝授します!

山本まりこ(やまもとまりこ)先生

プロフィール

理工学部建築学科卒業後、設計会社を経て、2000年にフォトグラファーへ転身。「airy(エアリー)」をコンセプトに、空間を意識した写真を撮り続けている。雑誌・広告撮影、講演、セミナー講師など活動は多岐。EOS M10のインスタグラムアカウントで作品を公開中。
山本まりこ先生Instagram

今回街歩きにチャレンジするお二人

~岡部あゆみさん~
二児の母。ファッションインスタグラマーとして、毎日のコーディネートをインスタグラムで更新中。一眼レフカメラを愛用し、子どもの写真を撮ることも。

~一木美里さん~
ミラーレスカメラを愛用しているが、使いこなせないのが悩み。普段は洋服のコーディネートや友達との写真をインスタグラムにアップすることが多い。






LESSON1 被写体の見つけ方

視点を変えて、心が動く主役を探そう

今回のフォトレッスンの舞台になったのは原宿。ショーウィンドウや看板、行き交う人々と、被写体にあふれているからこそ、何を撮ればいいのか迷ってしまいがちですが、大切なのは主役にしたいものを見極めることです。 「みなさん広い目で街を見て、漠然と撮っていませんか?一枚の中にいろんなものが写っていても、何を伝えたいのかわかりません。自分がかわいい!と感じたものを見つけて、その上でどう表現するかを考えると伝わる写真になります。せっかくの原宿なら、カラフルなものを狙うとかわいいと思いますよ」。 いつもの視点を変えて、立ったりしゃがんだり。自分の頭上や足元と360度に目を向けることで思いがけない被写体に出会えます。 「電線が交差している様子や足元の水たまりに映る景色だっていい被写体になります。カメラを持っているからこそ気づく被写体を見つけてみましょう」。

足元にフォーカス

視線を落とすことで、今まで気づかなかった被写体を発見。 格子模様の地面だけを写すのではなく、差し込む光や自分の靴も入れ込むことでアクセントに。 ワントーンでまとめたオシャレな一枚になりました。

かわいい部分だけを切り取ろう

店の外観や壁を撮る場合、引いて全体を撮ろうとしてしまいがちです。ショーウィンドウとカラフルなペイントを大胆に切り取ることで、何に惹かれて撮影したのか伝わりやすい写真になります。





LESSON2 構図の工夫

寄ったり真上から撮ったり、構図に変化を

被写体を見つけた後にこだわりたいのが構図です。初心者がよくやってしまう失敗の一つが、ズームレンズをつけているのにずっと広角のまま撮ってしまうことです。ズーム機能を活用することで、印象は一気に変わります。 「例えば植物もズームで寄ると、背景がふんわりとボケてキレイな印象になります。さらに拾った葉っぱを画面に入れて、前ボケさせて撮ると彩りが加わるのでおすすめです」。 また、近年雑誌やインスタグラムなどで多用され、真似してみたいという声が多いのが平面的な構図。カフェなどで料理を真上から撮るだけで、イマドキの写真になります。 「ただし構図に正解はないので、いろいろと試してみましょう。道端に咲く花も真上から撮らずにローアングルで撮ってみてもかわいいです。チルト式液晶もアングルを変えて撮るのに便利なので、ぜひうまく活用してくださいね」。

ズームで思いっきり寄る

紅葉が美しい植物にズーム。街中は背景がごちゃごちゃとしてしまうので、手前にピントを合わせて、背景をボケさせることでやわらかい印象に。画面全体も秋らしい色に染まりました。

真上から撮影

座った位置からのアングルだけでなく、時にはお皿の真上でカメラを構えて、平面的な構図に。ブランケットなどを差し色として入れ、余白部分を埋めることで、かわいらしい雰囲気も演出できます。





LESSON3 カメラの機能を活用

明るさやホワイトバランスを 変えて好みのイメージに

カメラの機能を使いこなすことで、写真の出来栄えもステップアップ。中でも簡単に写真のイメージを変えることができるのが明るさです。露出補正でプラス補正すると明るく、マイナス補正すると暗くなっていきます。 「同じ構図でもプラス補正すると、パッと目を引くようになります。表現の一つとして好みの明るさにしてみてください。それと合わせて使ってほしいのがホワイトバランス。本来はどんな光源下でも白いものを白く写すための機能ですが、カラーフィルターのように写真に色を添えられます」。 日陰(7000K)は赤が足されて温かい雰囲気に。白熱電球(3200K)は青みが加わりクールなテイストに。白熱蛍光灯(4000K)はピンクがかって小物をかわいらしく写すことができます。また、カメラについているフィルターを使用すれば、普通の景色もモノクロやトイカメラ風と、ワンタッチで雰囲気が変えられるので遊んでみましょう。

明るさとホワイトバランスを補正

スイーツ店のショーウィンドウは、露出補正で明るくしてから、ホワイトバランスを日陰(7000K)に設定。被写体に合った温かみのある雰囲気を演出しました。

フィルター機能でアートな写真に

カメラについているフィルター機能を使って加工。ここでは、ざらついた粒子になるラフモノクロと、独特の風合いになるトイカメラ風を掛け合わせることで、作品感が増しました。

まりこ先生から、フォトブックづくりへのアドバイス

同じ道を通ったとしても、その日によって自分の目に留まるものは違うと思います。心の状態がまるで鏡のように写真に現れるのが、街歩きフォトの楽しいところです。今回の生徒さん2人も同じことを教えても、それぞれ個性があって、撮りたい写真が違うんだなと感じました。いろいろと挑戦して、自分らしい表現を見つけてほしいです。 また、フォトブックを作る時は、全体の構成をしっかりと考えて配置してみましょう。例えば、赤×緑など補色となる写真を見開きで対にするとインパクトのある動的なブックになりますし、逆に青×水色など同系色を対にすると落ち着いた静的なブックになります。時には見開きで写真を1枚だけ配置してみるなど、工夫するといいと思います。

山本まりこ先生が撮影した作品を見てみよう♪

花は上から撮ると、土やコンクリートが入って暗くなってしまいます。地面から見上げるように、背景に光を入れることで明るくふんわりとした写真を目指しました。

カラフルな外壁は色が集中している部分を大胆に切り取った構図がポイントです。撮影日は快晴だったので光のコントラストが強く、メキシコっぽい雰囲気になりました。

まるで波のような屋根に目を奪われました。モチーフのかわいらしさを強調するために、模様のカーブが一番わかりやすい正面からまっすぐ切り取りました。

スイーツを手で掲げて、望遠側で撮影しました。背景をボカすことでキラキラとした光の球を浮かび上がらせ、主役のスイーツが引き立つように工夫しています。

フォトブックを作ってみて・・・

岡部あゆみさん

難しいのでは……と勝手な先入観があったのですが、とても簡単で30分程で完成!こんなに簡単に作れるのなら、子ども達の成長をフォトブックにしておけばよかったと後悔しています。フォトブックはスマホの写真とは違って、リラックスして皆で囲んで見る楽しみがあります。家族団らんに最高です。カタチにすることの大切さを思いました。

一木美里さん

カメラを持って街を歩くと景色が変わって新鮮!またカメラを持って街を歩いて、自分だけのアートブックを作ってみようと思いました。今回、初めてフォトブックにチャレンジして、簡単&楽しくてすっかりはまってしまいました!データのまま埋もれている海外旅行などの大切な写真も、これからはフォトブックにストックしていこうと思います。

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