趣味の作品
フォトブックコンテスト
優秀作品選考会
(2017.11.13)

2017年11月6日 東京京橋の72Galleryにて、『趣味の作品フォトブックコンテスト』優秀賞5作品の選考会が行われました。

PHOTOPRESSOでは初となる「趣味」をテーマにしたコンテスト。写真家/プロデューサーのテラウチマサト氏とHave a nice PHOTO!編集部編集長、安藤菜穂子氏のお二人に審査員としてご参加いただきました。先日発表になったノミネート29作品は創作活動から写真・旅に至るまで幅広いジャンルが揃いました。この中から優秀賞5作品を選びます。 作品の内容のみならず、自身の趣味の世界をどう写真で表現するか、また、ブックとしてどうまとめるかという総合的な視点で審査いただくことになります。

写真家であり、数々のイベントプロデュースなど幅広い創作活動も手掛けるテラウチ氏。ものごとの本質を見抜くその鋭い着眼点と斬新な表現手法は世界からも注目を集めています。一方、Have a nice PHOTO! 編集部編集長の安藤菜穂子氏は、ご自身もPHOTOPRESSOユーザーでありながら、長年雑誌編集に携わっている編集のプロ。このお二人の心に止まる作品はどのブックなのか。製本されたノミネート29作品を、一つ一つ手に取ってみていく時間がスタートしました・・・静かな空気の中で、ページをめくる音だけが響きます。

作る人の ”こだわり” が伝わってくる。

「心に響く本はその人の“こだわり”が感じられるよね。それがないとただの作品帳になってしまう。いわゆるカタログみたいなものもそれはそれできれいだけど、時間をかけてもこの人はここにこだわりたかったんだなぁと思わせてくれる作品は見ていて楽しい。写真の組み合わせ方、レイアウト、タイトルのつけ方にしても、”こだわる” ことで表現の可能性はどんどん広がっていく。」(テラウチ氏)

本に残すことの意味。

「その作品ができるまでの背景や作っている姿なんかがちょこっと入っているブックも、いいですよね。見ていても楽しいし”本に残すことの意味”が伝わってくる。」(安藤氏)

どこか1点でも自分らしさを出してほしい。

「最近は、写真の評価基準も変わってきている。良い写真、上手な写真というだけでは物足りなくて、もっと、新しい評価軸が求められている。言い換えれば“月並み”じゃないこと。趣味の作品にしても、『きれいだね』『すごいね』『上手だね』だけじゃなく、その人らしさ、ときには頭が混乱するような不思議な感情を湧き立たせるようなメッセージがあってもいい。大事なのは、これを見たときにどんな気持ちにさせられたか、だと思う。」(テラウチ氏)「確かに、ありふれた景色でも、この人が見るとこうなるんだ・・・と伝わってくると、同じ人の別の作品も見てみたくなりますね。タイトル一つ見てもありきたりじゃなく”その人らしい”と感じるものは、やはり手にとってしまいます。」(安藤氏)

優秀賞発表は11月20日です。

お二人がブックを見ながら交わした会話の中で、趣味の世界を本にして表現するというテーマのエッセンスがいくつか発見できた気がします。 テラウチ氏や安藤氏の目から見て、”こだわり” や ”その人らしさ” ”伝わってくるもの” があった作品は果たしてどのブックだったでしょうか。優秀賞5作品の発表は11月20日です。この5作品は、それぞれに審査員の講評が付きます。お楽しみに!

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